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東南アジアの生活を知る 日本アセアンセンター×東大和市立第五小
同市教育委員会が、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国などでつくる国際機関「日本アセアンセンター」(東京)に依頼した授業で、東京都のオリンピック教育推進校でもある同校で準備を進めてきた。
小学校を訪れたのはタイ、インドネシア、ブルネイの3か国出身の女性3人。3時間目は5年生、4時間目は6年生を1クラスずつ担当した。教室の大型テレビに手作りの資料を映して、言語や食習慣、宗教、文化、ファッションなどを、ユーモアを交えて紹介した。
インドネシア人の主婦バスリ・リンダさん(38)は、木琴のような竹製の打楽器「アンクルン」を持ち込んだ。児童らは一斉に駆け寄り、ばちでたたきながら軽やかな音色を楽しんだ。また、「料理はよくバナナの葉で包みます」と話しかけると、「葉っぱはおいしいですか」との質問。「葉は食べませんが、甘い香りで食べ物がおいしくなります」と説明すると、納得した様子だった。
緑色のスカーフに青い民族衣装を着たブルネイ出身の主婦ハミザ・ビンティ・ハジ・モハド・ハルンさん(27)が「季節の変化が少ないので、一年中同じ服装です」と語りかけると、児童らは一様に驚いた表情。「どんな遊びがありますか」との質問に「サッカーが盛んです。プレイステーションにはまる人も多い」と答えると、子どもたちは「すげー」「日本と同じだ」などとすっかり興奮した様子だった。
6年2組の加藤里歩さん(12)は、「アンチャリーさんと好きな日本料理の話で盛り上がった。ネットで調べたのと同じたことを話してくれたので実感が持てた。タイに行きたくなっちゃった」とうれしそうに話していた。
高野滋校長は「子どもたちにとって、異文化と触れ合うことは新鮮な体験。これから世界に向けて視野を広げていく良いスタートになった」と振り返った。